猫を愛してやまないスタッフがキャットフードを厳選!合成添加物不使用のネコメシをまとめました!
※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

糖尿病用キャットフード

人間同様、猫も糖尿病になってしまうことがあることをご存知でしたか?
実は、完全肉食動物の猫は血糖値が上がりやすいため、犬よりも糖尿病にかかりやすいと言われているのです。
幸い猫の糖尿病は、人間の糖尿病と異なり「寛解」と呼ばれる無症状期があります。
寛解を長く続けるためには、適切なキャットフードで猫の栄養管理をしてあげることがとても大切なのです。
今回は、糖尿病にかかってしまった猫用のキャットフード(療法食)について、選び方や与える時の特徴をご紹介していきたいと思います。

1.糖尿病用キャットフードの選び方

猫が糖尿病にかかってしまった時、どのような療法食を選ぶのが良いのでしょうか?
パッケージに「糖尿病用」と書かれていても、どれを選べば良いのか悩んでしまいますね。
糖尿病の猫へのフード選びで気をつけるべき点について、ひとつずつ見ていきましょう。

1-1.ウェットフードよりドライフード
猫が糖尿病にかかってしまった時、一番気をつけるべき事は血糖値の急上昇です。
血糖値の急上昇は特に食事の後に起こることが多いので、療法食で血糖値が急上昇しないようにしてあげることが大切です。
具体的には、「吸収されやすい食べ物」、つまりウェットフードや半生のフードが血糖値を急上昇させる一因となります。
ウェットフードや半生のキャットフードは、吸収されやすいだけではなく、しっとり感を維持するために糖分が添加されていることが多いのです。
パッケージに療法食だと書いてあっても、ウェットフードや半生のキャットフードは避けた方が良いでしょう。

1-2.穀物が多いフードは避ける
安価なキャットフードでは、主原料として穀物がたくさん使われていますが糖尿病の猫には与えてはいけません。
穀物には炭水化物が多く含まれており、炭水化物は血糖値が上昇する一因となるからです。
猫はもともと動物性タンパク質を与えるのが良いとされていますが、糖尿病にかかってしまった場合は特に気をつけて、良質の動物性タンパク質を多く含んだ療法食を与えるようにしましょう。

1-3.食物繊維が多く含まれているフードを選ぶ
食物繊維は、血糖値の上昇を穏やかにする作用があります。
特に水溶性食物繊維は、食物の体内での移動を遅らせてくれるため、食後の血糖値の急上昇を抑えるはたらきがあるのです。
血糖値の上昇が穏やかであれば、インスリンが無理なく体内で作用するため、糖尿病の症状を軽減する効果が出てきます。

1-4.時間をかけて食べられる工夫を
血糖値が急上昇する要因のひとつとして「一気食い」があります。
猫の食事のスピードが速いかもしれない…と思ったら、少し食べづらくなるように工夫してみましょう。
食器の工夫であれば、お皿がデコボコしたものや、少し傾斜しているものなどがペット用品店に売っているので試してみるのも良いかも知れません。
また、療法食の工夫であれば、少し粒が大きいものにしたり、粒が硬いものにしたりすると時間をかけて食べてくれるようになりますよ。

2.糖尿病用キャットフードを与える時の注意点

2-1.獣医師の指示をよく聞いて選ぶ
猫が糖尿病と診断された時、獣医師から療法食についての指示・アドバイスがあると思いますが、これは必ずよく守って療法食を選ぶようにしましょう。
糖尿病と一口に言っても、猫によって進行や症状、特にケアするべき点は異なるからです。
検査結果と獣医師からのアドバイスに従って、適切なキャットフードを選んで下さいね。

2-2.療法食は健康な猫には与えない
どの病気でも言えることですが、療法食は健康な猫に与えてはいけません。
糖尿病の猫にとっては治療の一環でも、健康な猫には必要な栄養素が足りなかったり、また成分が過剰だったりするからです。
多頭飼いしている家では、フードキーパーやパウチでキャットフードを分けて、誤食がないように注意して下さい。

2-3.おやつを与える時は要注意
療法食に慣れさせるためにおやつを少量混ぜるのは良いですが、おやつの種類には注意が必要です。
糖尿病の猫は腎臓を悪くしていることが多いため、ミネラルの過剰摂取は症状の悪化につながるからです。
猫が糖尿病にかかっていると診断されたら、かつお節や煮干しを与えるのは控えましょう。

2-4.食事回数を増やす
獣医から支持があるかもしれませんが、1日の食事回数を4~5回ほどに分けて、1回の食事量を少なめにする工夫をすると良いでしょう。
これは、血糖値の急上昇を防ぐと同時に、猫の「一気食い」を防ぐ方法でもあります。
1回の食事で満腹感を得られないので、はじめは猫がおねだりをしてくるかもしれませんが、猫の健康を考えて何とか堪えましょう。
しばらくしたらまた食事が出てくるとわかれば、次第に猫も慣れてくるはずです。

3.まとめ

糖尿病の猫に与えるキャットフードについて、選び方と注意点をご紹介しました。
人間の糖尿病同様、猫の糖尿病も完治することはなく、一度かかってしまうと一生付き合っていく必要がある病気ですが、他の病気と異なり自宅でできるケアはたくさんあります。
食事は、糖尿病の猫にとって症状の緩和や寛解に向けてとても大切な要素なので、是非これを参考に最適な療法食を選んで与えてみて下さいね。

トップへ戻る