猫を愛してやまないスタッフがキャットフードを厳選!合成添加物不使用のネコメシをまとめました!
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キャットフードの選び方で猫の老化予防になる

以前は、飼い猫の寿命は10年から12年程度と言われていましたが、現在は動物医療やキャットフードの発達により、15年から20年近く生きる猫もたくさんいます。
生活をともにする猫だからこそ、少しでも若々しく元気でいてほしいですね。
猫の老化を防ぐポイントのひとつとして、キャットフードの適切な選択というものがあります。
今回は、老化を防ぐキャットフードの選び方についてご紹介したいと思います。

1.老化を防ぐキャットフードの選び方

1-1.肥満予防ができるキャットフードを選ぼう
猫は歳を取ると共に、必要とするカロリーが減少してきます。
7歳を超えてからの猫は「シニア」と呼ばれる年代に入り、運動量や代謝が落ちることから、必要なカロリーも徐々に少なくなっていくのです。
このとき、子猫の頃や若い頃と同じカロリーを与えてしまうと、猫の肥満に繋がります。
肥満になってしまった猫は、ますます運動量が減少し、身体や内臓の機能が衰えることで老化が速くなってしまうのです。
猫の肥満を防ぐ事は、老化を防ぐ上でもっとも大切なことと言えるかも知れません。
シニア期を迎えた猫には、カロリーを控えめにしたキャットフードを与えることで、肥満・老化の防止に努めるようにしましょう。

1-2.消化吸収の良いキャットフードを選ぼう
人間でも同じ事が言えますが、猫も歳を取ると徐々に消化機能が衰え始め、便秘などの消化器官トラブルを起こしやすくなります。
そこで、猫にとって消化吸収がしやすいキャットフードに切り替える事が、猫の老化防止に役立ってきます。
具体的には、良質な動物性タンパク質を含んだ高脂質なキャットフードが良いです。
猫は完全肉食動物であるため、穀類や野菜が含まれているキャットフードの消化は得意としません。
また、動物性タンパク質でも、「家禽ミール」や「肉類」といった表記の原材料は、「4Dミート」と呼ばれる粗悪な原材料を使っている可能性があります。
4Dミートは、事故死や病死、障害があった動物の肉を指す言葉で、猫の消化吸収でトラブルの元になるだけではなく、健康被害をもたらすおそれがある原材料です。
老化防止とともに、猫の健康的な老後のためにも、キャットフードを選ぶ時は良質な動物性タンパク質を含んでいることをポイントにすると良いでしょう。

2.猫の老化予防に重要な栄養素

2-1.タウリン
老化が進んだ猫は、目や心臓の病気を起こしやすくなります。
特に、目は網膜の細胞形成機能が衰えてくることで失明のリスクが高まり、心臓は心筋が弱まることで「心筋症」という病気にかかりやすくなるのです。
これらの目や心臓のはたらきを助けるのが「タウリン」という栄養素です。
タウリンは主に魚介類に多く含まれており、目や心臓だけではなく、肝臓の機能を改善するなどさまざまな役割を果たします。
猫が生きていく上で必須の栄養素のタウリンですが、キャットフードから摂取できる量は15%から20%と多くありません。
シニアの年代に入った猫には、サプリメントなどで適宜タウリンを摂取できるようにしてあげると良いでしょう。
猫用のタウリンサプリメントは、パウダー状になっているものもありますので、キャットフードにふりかけるなどして与えると、愛猫も抵抗なく摂取してくれるようになりますよ。

2-2.ビタミンとカルシウム
シニア期だけではなく、猫の一生を通してビタミンとカルシウムは必須の栄養素ですが、特にシニア期では、骨粗鬆症の予防や免疫機能の改善で大切な役割を果たします。
ビタミンDはカルシウムと結合することで丈夫な骨を作ります。
そしてビタミンEは、「トコフェロール」とも呼ばれている栄養素で、抗酸化作用による動脈硬化やガンの予防効果が近年注目を集めています。
老化の原因とされている「活性酸素」がトコフェロールと結びついて無害化することで、人間だけではなく猫の老化防止にも役立っていると言われているのですよ。
ほかにも、ビタミンB群やビタミンCなど、ビタミン類は老化だけではなく猫の一生を通して必要な栄養素です。
猫は体内でビタミンCを生成することができる動物ですが、老化とともにその能力も衰えていくので、ビタミン類がバランスよく配合されたキャットフードを選ぶようにしましょう。

2-3.オメガ脂肪酸
猫の必須栄養素に「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」というものがあります。
オメガ3脂肪酸は、心筋梗塞や動脈硬化など心臓・血管の病気を予防し、オメガ6脂肪酸は免疫を高めるはたらきがあります。
オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸ともに、猫自身の体内では生成することができない栄養素なので、キャットフードから摂取することが大切です。
猫は老化とともに血管が硬くなり、免疫も落ちてくるので、これらのオメガ脂肪酸がバランス良く配合されているキャットフードを選ぶようにしましょう。

3.老化予防のキャットフードを選ぶ時の注意

3-1.ミネラルの過剰摂取は泌尿器症候群の原因に
目や骨、心臓の健康を保つためには、タウリンやカルシウム、リンといったミネラル分が欠かせません。
しかし、ミネラルの過剰摂取は尿路結石などの泌尿器症候群の原因となってしまいます。
特に、シニア期の猫は泌尿器症候群のリスクが高くなるため、キャットフードを選ぶ時はミネラル分の量に注意するようにしましょう。

3-2.オメガ脂肪酸はバランスが大切
オメガ脂肪酸は、摂取バランスが崩れるとアレルギー症状で皮膚炎を起こしたり、抗炎症作用が強すぎて逆に炎症を起こしてしまったりすることがあります。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取バランスは、1:10程度が望ましいでしょう。
キャットフードを買うときは栄養成分表をよくみて、オメガ脂肪酸の配合バランスに気をつけるようにしましょう。

4.まとめ

標準的な大きさの猫は、生後1年程度で、人間で言うと18歳程度まで歳を取り、以降は1年で4歳から5歳ほどのスピードで年齢を重ねていくと言われています。
若年期と呼ばれる6歳になるころには、人間の38歳、老齢期と呼ばれる10歳では、人間だと還暦にあたるほどの年齢になるのです。
それほどまでの速度で歳を取っていく猫ですから、身体の変化も日々非常にめまぐるしいということが分かりますね。
どんな動物でも老化を避けることはできませんが、愛猫が少しでも健康で快適な老後を過ごせるよう、キャットフードでサポートをしてあげましょう。

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